후리가나로 읽는 일본 고전
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めいあん
明暗
夏目 漱石의 明暗(めいあん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,590자 · 645화면
九十
突ッつくたびに、火になり切れない濃い煙が渦を巻いて棒の先に起った。渦は青竹の根を隠すと共に、抑えつけられている手紙をも隠した。津田は煙に咽ぶ顔をお延から背けた。……
お時が午飯の催促に上って来るまで、お延はこんな事を考えつづけて作りつけの人形のようにじっと坐り込んでいた。
九十
時間はいつか十二時を過ぎていた。お延はまたお時の給仕で独り膳に向った。それは津田の会社へ出た留守に、二人が毎日繰り返す日課にほかならなかった。けれども今日のお延はいつものお延ではなかった。彼女の様子は剛張っていた。そのくせ心は纏まりなく動いていた。先刻出かけようとして着換えた着物まで、平生と違ったよそゆきの気持を余分に添える媒介となった。
もし今の自分に触れる問題が、お時の口から洩れなかったなら、お延はついに一言も云わずに、食事を済ましてしまったかも知れなかった。その食事さえ、実を云うと、まるで気が進まなかったのを、お時に疑ぐられるのが厭さに、ほんの形式的に片づけようとして、膳に着いただけであった。
お時も何だか遠慮でもするように、わざと談話を控えていた。しかしお延が一膳で箸を置いた時、ようやく「どうか遊ばしましたか」