일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいあん

明暗

夏目 漱石

夏目 漱石의 明暗(めいあん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,590자 · 645화면

아오조라 문고

九十八

彼は成上りものに近いある臭味を結婚後のこの妹に見出した。あるいは見出したと思った。いつか兄という厳めしい具足を着けて彼女に対するような気分に支配され始めた。だから彼といえども妄りにお秀の前に頭を下げる訳には行かなかった。

二人はそれでどっちからも金の事を云い出さなかった。そうして両方共両方で云い出すのを待っていた。その煮え切らない不徹底な内輪話の最中に、突然下女のお時が飛び込んで来て、二人の拵らえかけていた局面を、一度に崩してしまったのである。

九十八

しかしお時のじかに来る前に、津田へ電話のかかって来た事もたしかであった。彼は階子段の途中で薬局生の面倒臭そうに取り次ぐ「津田さん電話ですよ」という声を聞いた。彼はお秀との対話をちょっとやめて、「どこからです」と訊き返した。薬局生は下りながら、「おおかたお宅からでしょう」と云った。冷笑なこの挨拶が、つい込み入った話に身を入れ過ぎた津田の心を横着にした。芝居へ行ったぎり、昨日も今日も姿を見せないお延の仕うちを暗に快よく思っていなかった彼をなお不愉快にした。

「電話で釣るんだ」

彼はすぐこう思った。昨日の朝もかけ、今日の朝もかけ、ことによると明日の朝も電話だけかけておいて、さんざん人の心を自分の方に惹き着けた後で、ひょっくり本当の顔を出すのが手だろうと鑑定した。