후리가나로 읽는 일본 고전
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めいあん
明暗
夏目 漱石의 明暗(めいあん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,590자 · 645화면
百三十一
「あたしはどうせ馬鹿だから理窟なんか解らないのよ」
「ただ実例をお見せになるだけなの。その方が結構だわね」
お秀は冷然として話を切り上げた。お延は胸の奥で地団太を踏んだ。せっかくの努力はこれ以上何物をも彼女に与える事ができなかった。留守に彼女を待つ津田の手紙が来ているとも知らない彼女は、そのまま堀の家を出た。
百三十一
お延とお秀が対坐して戦っている間に、病院では病院なりに、また独立した予定の事件が進行した。
津田の待ち受けた吉川夫人がそこへ顔を出したのは、お延宛で書いた手紙を持たせてやった車夫がまだ帰って来ないうちで、時間からいうと、ちょうど小林の出て行った十分ほど後であった。
彼は看護婦の口から夫人の名前を聴いた時、この異人種に近い二人が、狭い室で鉢合せをしずにすんだ好都合を、何より先にまず祝福した。その時の彼はこの都合をつけるために払うべく余儀なくされた物質上の犠牲をほとんど顧みる暇さえなかった。
彼は夫人の姿を見るや否や、すぐ床の上に起き返ろうとした。夫人は立ちながら、それを止めた。そうして彼女を案内した看護婦の両手に、抱えるようにして持たせた植木鉢をちょっとふり返って見て、「どこへ置きましょう」