轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
15 一九二九年(昭和四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 79,482 字 · 160 页
十日
Yの生活迚も夜へくりのばしてある。十一時頃 ужин〔夕食〕をたべる。自分先に bed によこになって居て眠い、だが眠れず。Y机に向って勉強して居る。
――何時?
――まだ十一時
――まだはおどろいた
――病院だと夜中だね
生活が新鮮に自分の周囲に感じられた。Yの打ち身よい工合に大したことにならず。夜Yがカンバスの方に寝た。
十日(水)
家にかえった方が、そして普通にキモノも着て居る方が気分よいようだ。痛くなし。
林町から、ヨロコビニタエズ ヨロシクネガウ と電報が来た由。Y一昨日、退院した、手術やめカルルスバード行の予定という電報を打ってくれた返事なり。
○水色のスモックゆるゆる。外套、ユーブカ〔スカート〕これに準じすべての着物だぶだぶなり。頭だけはやせもせず。これは愉快だ。昨夜、
Yやせたね、しぼんだ。自分一寸悲しがったら、何故そんな眼つきするのさ、普通におし。
――別なわけよ
――何さ、なにさ
――しぼんでしょげちゃった
――ばかだね、病院から出て来たばっかりのくせに
Yは肥ってしっかり肉がつき、大変いい。それに勉強して居るしきれいだ。
○戸の開く音がすると(朝 bed に居てうとうとしつつ)計温器をもって来たのかと思った。