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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

と説いておられる。まことに面白い解釈で、手長を単に仲居の場合に見立てたなら、これで十分説明が出来そうである。しかし中古饗宴の際の仲居の役廻りには、後取・陪膳・役送・手長とあって、それぞれ受持ちが違っておった様である。江次第に、「陪膳の女房御酒盞を取る。」、「御酒盞の余分、御銚子の余分等を大土器に移し入れて、伝へて後取人に給し、其の人飲み畢る」、藤原明衡の雲州消息に、「今日奉‐二仕後取之役一。杖レ酔退出」、公事根源に、「昔は上戸を選で後取にめしけるとかや」、三中口伝に、「役送打敷を取て陪膳に進む」、台記に、「陪膳地下五位進み居り、役送地下五位折敷を取る。」、「手長外記、益送(役送に同じ)史。」など見え、大諸礼には、

膳を出すに先手長の衆一間に二人づゝ有之よし。是は座敷より見えぬ所まで参もの也。

ともあって、手長は仲居の仕事の或る一部のみを勤めたものであったらしい。それにしても、手が長いのは便利であるが、それだけでは、やや落ちつかぬ感がないでもない。ことにそれを手長明神にまで説き及ぼして、この神各地の神社の末社にあって、仲居の神・巫祝の家の神、侍従の神の意に解せられんとするに至っては、やや窮屈の感があるではなかろうか。