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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

九 間人と土師部

右の間人・間男・間脇など呼ばれたものは、必ずしも昔の間人の後裔だという訳ではないが、ともかくも一時落伍者として無産階級に落ちた為に、こんな有難からぬ身分と名称とを与えられたものであった。そしてそれは実に往古の間人階級に比すべきものであったのである。

右例示したところは単に阿波・土佐・周防・長門・隠岐の五箇国に関するもののみで、範囲は極めて狭小であるが、これはこれらの地方が僻遠にあって古い風習の多く伝わっていたという事と、領主に異動がなかったという為であって、その他の地方においてもかつてはそれがあり、また徳川時代にまでもこれが認められた場合が多かったに相違ない。切に同好者の報道示教を望む。

(右一項は本誌九月号農民史の中に収むべきものであったが、当時執筆が間に合わなかったので特にここに収める事とした。願わくばこれを以て右特別号の不備を補われたい。)

九 間人と土師部

間人の意義性質については上来項を重ねて述べ来ったところによって、ほぼこれを明らかにしえた事と思う。さればそれを単に文字の示す通り、また意義のあらわす通り、マヒトとのみ読むならば問題はほぼ尽きた訳であるが、実際は古くこれをマヒトと読むよりも、ハシヒトと読む方がかえって普通であったかの如く観察せられるにおいては、ここにさらに項を新たにして間人と土師