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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页
七 日の本将軍
したがって仮りに先祖が蝦夷の流れを承けていたとしても、決して卑下してみたり、屈辱を感じたりする必要はありません。
七 日の本将軍
この点については、さすがに日の本将軍とも言われた安東氏の態度は見上げたものです。安倍氏にしても、清原氏にしても、藤原氏にしても、皆それぞれに名家の姓を名乗っておりますが、安東氏のみはそれを致しません。彼は自ら土人の後裔たることを立派に認めております。その先祖は長髄彦の兄安日というもので、神武天皇御東征以前の、大和の領主であったと云っております。長髄彦は神武天皇に反抗して殺されましたが、兄の安日は奥州外が浜へ流されて、子孫蝦夷の管領となったと云っております。その後裔なる秋田実季の如きは、自分の家が天地開闢以来の旧家だということを以て、家の誇りと致しているのであります。この系図は徳川時代になって、秋田実季が自身調査を重ねて編纂したもので、その安倍という本姓は、先祖の安日という名を取ったというのでありますが、しかしその説の由来はすこぶる古いもので、すでに津軽浪岡家の永禄日記十年の条に、同地岩木神社の祠官阿部氏が、やはり同様の系図を持っていた趣きに見えております。