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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

七 結語

であると謂わねばならぬ。そしてこの点については、余輩はむしろこの両君の新研究よりも、頭から文献的史料の価値を解せず、主として実物上よりその説を立てられたる非再建論者諸君に対して、かえって満腔の敬意を表せんとするものである。

七 結語

法隆寺が天智天皇九年庚午の歳四月三十日の夜半において、一屋無余の火災に罹ったとの日本紀の記事は、何としても絶対疑うべからざるものである。これを裏切る一切の諸説は、そのいかに実らしく見えるものといえども、ことごとく採るに足らざるものである。またこの絶対的信用価値ある史料の真価を解せずして、実物上の研究より組立てられたる一切の非再建説は、ことごとく妄想に過ぎざるものである事を断言する。近年法隆寺については実地上種々の調査研究が行われ、続々有益なる新発見が重ねられているが、その中一つとして非再建を証明すべき事実はなく、かえって反対に再建説に有利なるものが少からず紹介せられているのである。今や法隆寺大修理の事業が既に着手せられ、今後十数年を期してその全部に及ばんとするという。将来必ずさらに種々の有益なる新発見がもたらされるであろう事を疑わぬ。