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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

八 間人百姓

彼らは三昧聖として葬儀の事に預り、古代の土師の行った葬儀の職務を行った。これハチの名を得た所以であろう。それをハチヤというヤは、菓子屋・筆屋のヤで、ハチヤはすなわち土師屋・葬儀屋の義であると解する。勿論彼らは直接昔の土師部の後裔ではない。彼らの伝説によるも、空也上人に救われて上方から落ちて来たと言っていた。つまり間人散所法師の徒であったのである。

間人はハシヒトすなわち土師人で、駆使に役せられるが故にハセツカベとも呼ばれ、しかもなお文字に※(「泥/土」、第3水準1-15-53)部または泥部と書いた次第は既に観察した。そしてハチヤは実にみずからその土師の掌る葬儀の職に従事した土師人で、真の意味における間人と云ってしかるべきものであった。

八 間人百姓

間人の名辞がもと良民賤民の中間人の義であり、それが主として土師部或いは駆使部の程度の社会的地位を有する階級の者について呼ばれたが故に、ハシヒト或いはハセツカベと言われ、中世には転じてハシタとなり、音読してチュウゲンとなり、或いは一種の三昧聖の称としてハチまたはハチヤの名を生ずるに至った事は既に観察した。