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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页
と題する、二十行四十三字詰菊版六十五頁にわたる長論文を始めとして、以下これに関連する論文雑録等六篇を起稿する程の努力も出来たのだ。かくて同人諒解の下に翌五月の歴史地理全部を殆どこれに当ててなお足らず、別に「記録上より薬師寺金堂三尊の年代を論ず」と題する弁駁論文一篇を、同月の史学雑誌に掲載してもらった事であった。勿論この頃は今日の如く史料の鉛版に附せられたものが少く、これを手にする事が容易でなかったのみならず、従来この方面に全然無関心であった余輩には、参考となるべき何らの材料の持ち合わせもなく、ことごとくこれを所々の秘庫の写本に求めて、第一歩から研究してかからねばならぬ状態であったから、その煩労は一方でなかったのみならず、その渉猟しえた史料の範囲も極めて狭く、しかもこれまで実地に見たこともない法隆寺の問題を、極めて短期日の間に、ともかくもあれだけの物に纏め上げたのであったから、その無鉄砲さ加減は今さらあきれるの外はない。けだし余輩の芸術史について全然無知識であった事が、余輩をして勇敢にこの無鉄砲なる挙動に出でしめたものであったのだ。さればその研究は勿論極めて不十分なもので、今にしてこれを観れば、増訂改竄を要すべきものも到る処少くはないのであるが、しかも余輩の当時の昂奮と、芸術方面の無知識が与えた自信とは、