轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
「冒険クラブ」1948(昭和23)年8月~1949(昭和24)年5月号、「超人間X号」光文社、1949(昭和24)年12月刊行の上記単行本で完結
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 页
原子爆弾
発電室の前には、何十人という機械人間が、火焔放射器を持って立っていて、めったなことでは近づけません。こちらの戦法を、向こうに横どりされましたよ。それでこうして逃げて来たんです」
山形警部は、いまにも泣きだしそうな声であった。
「困ったな。それで君のだいているそのからだは、いったいどうしたんだい」
「どうせ死ぬのなら、こんな女のからだではなく、せめて自分のからだで死にたいと思いましてね。いよいよ玉砕ときまったら、先生に手術してもらいたいと思いまして……」
山形警部はついに泣き声になってしまった。
「困った、困った……」
博士の機械人間は、腕を背中にくんで、部屋の中を、こつこつと歩きまわっていた。第一次、第二次の攻撃は、どうにか撃退したものの、いつあらたな武器を持って、第三次の攻撃が始まらないともかぎらないのだ。
「よし、全員待避!」
博士は一同をひきつれて、エレベーターへ乗りこんだ。
原子爆弾
まさに、危機一髪という瞬間であった。もしあと五分おくれたら、みんなの命はなかったろう。
X号の命令で、猛烈な毒ガスが、この階に充満されたのだった。
階上二十四階の、第二機械人間操縦室で、X号はにたにたと、悪魔のような笑いを浮かべていた。