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ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
「冒険クラブ」1948(昭和23)年8月~1949(昭和24)年5月号、「超人間X号」光文社、1949(昭和24)年12月刊行の上記単行本で完結
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 页
X号反撃
そして、博士のことばのとおり、X号の反撃は、またたくうちにはじまったのである。
X号反撃
その時、扉のそばに立っていた少年が大声で叫んだ。
「先生、たいへん、たいへんですよ。倒れていた機械人間が、また動きだしました」
「そんなばかな……」
と答える博士の声も、とたんに上ずっていた。
しかし、これはけっしてうそでもなんでもなかったのである。部屋の中に倒れている機械人間こそ、頭の受信装置を、火焔放射器で焼ききられているので、動きだしはしなかったが、廊下にひっくりかえっていた、無傷の機械人間は、むくむくと起きあがりはじめたのである。
どこからか、電波が送られはじめたのだ。ここの送波装置は、全部スイッチを切ってしまってあったのだから、どこか気のつかない所にあった、予備の操縦装置を、X号が動かしはじめたのだろう。
先頭に立った機械人間は、恐ろしい勢いでこちらへとびかかって来た。さいわいに火焔放射器がものすごい火焔をふきだして、その機械人間は、ウワァーッといって倒れたが、つづいて一人、また一人――
五人の少年は、戸口にならんで、火焔放射器で火の幕を作った。そしてどうにか、その先頭部隊だけを倒すことができたが、残りの機械人間が、全部活動をはじめたとなると、これはどんな武器を持って襲撃してくるか。