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ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
「冒険クラブ」1948(昭和23)年8月~1949(昭和24)年5月号、「超人間X号」光文社、1949(昭和24)年12月刊行の上記単行本で完結
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 页
この航空船の各部屋には、テレビジョンの送信装置がしかけてあって、どの部屋でいまどんなことが起こっているか、すぐこの操縦室に分かるようになっているんだ。それでX号の場所を探してごらん」
少年たちは次から次へとボタンをおした。そして23というボタンをおしたときである。何か複雑な機械の前に坐りこんで、一生けんめいに、ダイアルを廻しているX号の姿が、スクリーンの上にありありとうつしだされたのであった。
「先生、先生、いましたよ。X号の姿がみえました。23という番号のついた部屋です」
戸山少年は、必死になって叫んでいた。
「ああそうか。やっぱりあそこにおったのか――」
博士はほっとため息をついた。
「いったいなんの部屋なんです」
「第二操縦室だよ。万一、この操縦室がだめになったとき、その部屋から操縦ができるように設計しておいたのだが、二カ所で思い思いに機械を動かしては、このロケットも、変になるのもあたりまえだよ」
「それはどうすればよいでしょう」
「ぼくはここで機械を守っているから、君たちは火焔放射器でX号を攻撃してくれたまえ」
「でもX号は、火焔放射器には抵抗できるのでしょう」