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ちょうにんげんエックスごう
超人間X号
海野 十三
「冒険クラブ」1948(昭和23)年8月~1949(昭和24)年5月号、「超人間X号」光文社、1949(昭和24)年12月刊行の上記単行本で完結
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 页
博士は、歯をくいしばって、地階へ早くおりたいものと、足を床にひきずりながら進んでいく。見るもいたましい姿だった。
階段をおりていった。
幅のひろい階段は螺旋型にぐるぐるまわっている。
地階へおりることができた。天井の高い広間がつづいていて、各室は明るく照明されていた。しかし、さっきの爆発は、この地階にもある程度の損害をあたえていた。それは、見とおしのできる通路のところへ、部品や鉄枠などが、乱雑に散らばっているのでそれと分かる。
博士が心配すると思って、少年たちは、壁にぼっかりあいた穴や、こわれた戸棚を見ても、あまり大きなおどろきの声を出さないことにした。
目の見えない博士のいうとおりに、地階の中をあっちに歩き、こっちに歩きして、ついに探しているものの前に出ることができた。
「ああ、この機械にちがいないです。『遠距離制御台RC一号』というネーム・プレートがうちつけてありますよ」
戸山が、博士にいった。
「おお、それじゃ、で、どうじゃな、機械はこわれているかね」
「べつにこわれているようにも見えません」
「機械は動いているのかね」
「さあ、どうでしょう。機械が動いているかどうか、どこで見わけるのですか」