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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

石城山には延喜式内石城神社がある。今は郷社の社格であるので、郡視学たる西原君は郡長に代り奉幣使として当神社祭典の際に参向した。当山にはかねて山姥の穴として知られた四つの穴がある。西原奉幣使は登山の為にこの穴を実見し、その形式の女山の水門に酷似している点に注目され、これを連絡すべき列石を捜索された。果然或いは埋没し或いは崩壊しながらも、なお明らかにそれと認むべき証蹟を発見し、すなわち余にあてて山内古図とともに報告されたのがすなわち余らの今回の探検となった道筋である。

山陽鉄道田布施駅から西北に進むこと二十余町にして早くも麓に達した。山は海抜三百五十二メートル、さして高いと云えぬながらも、群小諸山の間に嶄然頭角を現わしている。南口より上り、石城神社の楼門を見、妙見宮のほとりに至れば、そこには県会議員難波作之進君、当社社司石原堅磐君、塩田村長田中邦五郎君、同村小学校長石川健輔君はじめ、有志の方々十余名一行を待ち合され、湯を沸かして登山の労を慰せられた。ここにおいて同勢約三十名、石原社司の嚮導で周ねく山中の遺蹟を巡覧した。西原君の発見以来有志家の登山もあり、石原社司の調査もあって、かねて知られたる四つの穴以外、各所に列石の存在やら、クツ石と俗称する種々の工みを施した大石やらを方々で発見されたのである。