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「やまとみんぞく」とはなんぞや

先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選

喜田 貞吉

喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页

青空文庫

と題する一篇の漫文を起稿して、斉東野人のペンネームを以て、翌四月の歴史地理誌上に掲げる事となし、別に「関野・平子二氏の法隆寺非再建論を駁す」と題する反駁文を起稿して、同月の史学雑誌上に掲げてもらうことにした。しかしこれは単に両君の論文を読んだだけで、何ら他の史料を参考したのでもなく、ただしいて故意にその揚足取りを試みたと言うだけのもので、毫もこれに対して新しい研究を加えたものではなかった。したがって今からみれば実に取るに足らぬ愚文ではあるが、それでも小杉先生のお顔がこれで幾分でも立ってくれれば結構だくらいの意味において、何分翌月の雑誌に載らねばならぬ火急の事とて、推敲を加うるの暇だもなく、取りあえず書きっ放しの一夜漬けのままで、厚顔にもその発表をあえてしたものであった。

しかるにこれを書いているうちに、奇態にもだんだんと問題に油が乗って来た。始めて伊東博士の「建築論」をも読んでみた。関野・平子両君の論文をも再読三読した。無論黒川先生や、小杉先生の所論をも熟読玩味してみた。読んでみればみる程これらの非再建論は、単にこれを古いと直感するところの先入観に囚われたる妄想に過ぎざる事がハッキリと頭にわかって来た。