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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
喜田貞吉『先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「日本民族」とは何ぞや、「ケット」と「マット」、奥羽地方のシシ踊りと鹿供養、火葬と大蔵、くぐつ名義考、国栖の名義、国号の由来、時勢と道徳観念、周防石城山神籠石探検記、炭焼長者譚、長吏名称考、憑き物系統に関する民族的研究、手長と足長、道鏡皇胤論について、間人考、人身御供と人柱、法隆寺再建非再建論の回顧、本州における蝦夷の末路、オシラ神に関する二三の臆説、サンカ者名義考。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 页
前記小田村の古墳の如きも、幅僅かに二尺三寸の石室内に、二人分の骨を並べて、しかもその傍らには刀剣二本を安置するの余裕を示しているのである。河野清実君の報告(考古学雑誌五巻十一号)によれば、豊後灰土山古墳の如きは、幅僅かに一尺一寸二分ないし九寸五分の狭い石室中に、二人分の骨が背を向け合して並べられてあった。その後自分もその壙を実見して、とても屍体二個を並べえぬものだとその場で評したことであった。これは最極端の例で、笠井清三郎君が考古界二巻八号(明治三十六年一月)に報告された美作苫田郡高野村の古墳の、幅僅かに一尺三寸六分の狭い石室内に、二人の遺骨が打ちちがえに安置してあったのとともに、両大関の地位にあると謂うべきものだが、この類の実例は他にも多い。一尺内外や一尺三寸八分の石室の内には、一人の屍体すら窮屈を感ずべき事である。しかるにその中に明らかに二人分の遺骨が、ほぼ正しい形のままに収められてあったとは、それが洗った骨を原形に並べたと想像せずして何と解することが出来よう。自分が日向小林村で調査した土窟内にも、三人分の遺骨が正しく並べられてあった。これもまた自分は洗骨したものと見るほか他の解釈を知らなかった。