Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

Lesen Sie 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.479 Zeichen · 394 Bildschirme

Aozora Bunko

老人と少年武士

戦場から逃がれ、林づたい、追っかけて来たに相違ない。

「畜生! てめえ、三吉だな!」

文三片手で脇差しを抜いた。「けだもののくせに途方もねえ、人間の恋の邪魔をしやがる」

振り廻したが素早い三吉、今度は足を引っ掻いた。

「アレ、この猿、狙いどころをかえたな。顔なら顔と一つ所を狙え」

キッ、キッ、キッと叫びながら、三吉、左手を引っ掻いた。

「いてえ!」と叫ぶと手を放す、ドンところがったのは君尾である。飛び起きると走り出した。

「しまった!」と文三あとを追う。そこを後ろから三吉猿、肩へ飛びついて引っ掻いた。「おのれ!」といって振り返り、脇差しを振るうとスルスルスル、三吉猿は木へのぼった。「お嬢様、お嬢様、お待ちなすって!」文三後を追いかける。とまった木から三吉猿、飛びおりて頭を引っ掻いた。「チェッ!」というと脇差しを振るう。と三吉スルスルスル、またもや木の上へのぼってしまった。「逃がしてたまるか!」と君尾を追う。またまた飛びおりた三吉猿、ふくらはぎを引っかいた。「野郎!」というと振り返り、またも文三脇差しを振るう。が結果は同じだ。三吉猿、木へのぼって葉に隠れる。