Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

Lesen Sie 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.479 Zeichen · 394 Bildschirme

Aozora Bunko

「里人がそれを聞いておりまして、最近に知らせてくれました」

「そうであったか。よくわかった」それから心でつぶやいた。「町姫や京姫はどうしているかな?」それからなおも考えた。「たった一度だ。鸚鵡を使い、変なたのみをして来たが、爾来町姫消息がない。江戸にいるかな? あってみたいものだ。――そうだ、あの時のたのみだったが、わけのわからないものだよ。島原という老修験者、正雪屋敷にとらわれている。是非とも許してくれるように! これ以外にはなんにもなかった。――おれをうらんでいるかもしれない。……ところで京姫だが、今から思うと、将右衛門に預ける必要はなかった。正雪一味と手を切ってみれば、謀反人にされる気づかいもなく、家の潰れる気づかいもない。血統の絶えるような心配もない。山などにやらずに手近の所で、こっそり養育すればよかった。……だがマアマアそれもよかろう。山で気楽に暮らされるならな」ヒョイと光圀へ話しかけた。「光殿、しかし困りましたよ。君尾の母はキリシタン信者。柳営への恐れどうしたものかな?」

すると光圀、老成的態度で、「水戸家でお預かりいたしましょう」

「が、それでは同じことだ」