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Japanische Klassiker mit Furigana

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けんきょうじゅなん

剣侠受難

国枝 史郎

Lesen Sie 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.479 Zeichen · 394 Bildschirme

Aozora Bunko

拷問するぞ

もっとも鉄杖の一なぎで、他愛もなくカタをつけましたがな。案外弱いのでびっくりしましたよ。なんの親切を恩に着ましょう」

城之介あざ笑ったものである。

拷問するぞ

島原城之介に笑われても、正雪怒りもしなかった。「ではいよいよ不承知か」

「承知不承知は別問題。拙者巻軸など持っていません」

「まだ強情か、やむをえぬ」正雪ここで考え込んだ。青白い秀麗な顔だけに、考え込まれると気味が悪い。「鵜野」と正雪は小さな声で、「拷問の用意! みっしりとやれ!」

「何?」と城之介顔色をかえた。「拷問なさるとおっしゃるか?」

「なみの拷問とは違うぞよ」正雪水のように冷静に、「一本一本髪を抜く、頭がはれあがって四斗樽ほどになろう。さてそのつぎには歯を抜くのだ。ミリミリミリと釘抜きでな。さてその次には眼をえぐる。だが両方はえぐらない、片眼だけは助けて置く。醜貌を見ることが出来るようにな。さてその次はなま爪だ。手の爪から足の爪、一枚一枚ひっぺがす。血がしたたって、床を染め、その中でお前はうめくだろう。さてその次には二つの耳、いやこいつも片っぽだけだ。焼け火ばしで突き通す。ジリジリ肉が焦げるだろう。