Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme

Aozora Bunko

昼間「黄銅時代」のどうしても不満な二をなおした。大変よく成った。先にあったいやな、とげとげした気分はなくなってうれしいと思う。きのう林町に居た時、裏のうちに入れてやってもいいと云うようなことを云われたので、のり気に成り、夜、Aと、フランス語の教師のことで来た基ちゃんと三人で行って見た。ところが、おばあさんがもう引越し、大変満足して居るとのこと。だめになって少し失望した。がしかたがない。かえってから、Aの近代ペルシアをなおす。なおして居るうちに、私が、ふざけて、彼の誤字について横を向いて笑ったと云うので、彼が、自分を馬鹿にして居ると云って怒り出す。自分は非常に亢奮してしまった。前に「好意がなければ出来ないことだ」と云うのまでAは引出して、どうせそうなのだろうと云う。自分は彼のひがみを憤った。此那に愛して居ても、彼はひがんで居、ひがむ心を失い切れずに居るのかと思ったら、失望と恐ろしさで泣かずに居られなくなった。私が激しく泣き乍ら何か云うと、彼は、ヒステリー的な気分で何を云っても其は正当ではないのだと云う。私が泣かなくなったら恐ろしい、其は破滅の時なのだ。