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Japanische Klassiker mit Furigana

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どうひょう

道標

宮本 百合子

Lesen Sie 道標 (どうひょう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 846.457 Zeichen · 1672 Bildschirme

Aozora Bunko

「西川光二郎というような人が、ここに書いているなんて――不思議のようだわ。わたしの小さかった頃、西川光二郎と書いた白いたすきをかけた、髪の長い人が、何だか道ばたに立って演説しているのを見たことがあります。その西川光二郎なんでしょう?」

「そうだ。この男もしまいには無政府主義者になって妙なことになってしまった。堺も、はじめは、増税反対の社説をかいたり、幸徳秋水と共訳の『共産党宣言』の翻訳をのせて、ぶちこまれたりしていたが、根が小悧口者だから、俗化してしまった。もったいないことをしたのは、幸徳秋水だ。あの男はほんものだったね。日本で、はじめて帝国主義ということを云い出した男だ」

山上元は、とくに伸子に見せておきたい号があるらしく、自分で平民新聞のとじこみをめくった。

「ほら、これを見なさい。面白いだろう、これが、例の有名な、レーニンが『イスクラ』で返事をかいてよこした平民新聞の『露国社会党に与える書』だ」

ロシアへの侵入に反対している日本の社会主義者とロシアの社会党とは協力して、たたかわなければならないとアッピールしている文章だった。

「黒岩涙香や内村鑑三なんかも、日露戦争には反対したことがあったんでしょう?」