Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
自分、昇さんに聞いた話もあり、ははあと思い、Yに、かまわずおけと注意する。
馬車に乗ってからまで外からつかまって幌をのぞき、Hotel de Palace という。ポーランド式、ごまの蠅。
これを上手く追っぱらってホテルの入口につくと、先にタクシが止って居る。幌の中に居る自分達を認めて又ソフトのひらひらしたアイマイな若い男が入口から出て来、荷物を御者台からおろした。Y気がつき、ニェナード〔必要ない〕、すぐその男の手から荷物を奪いもどした。
間に自分お仕着せの男をよび出す。カントーラ〔事務所〕に行くと、まだその男がうろついて居る。四十三号というのを見ることにして階子をのぼりつつバレット〔召使〕、
――あの人はあなたの御知り合いですか。
ときく。
――いいや、そうじゃない。
――私は又話していらっしゃったからお知り合いかと思った。
つまり、ホテルではこんな蠅に何の責任も負わぬのだ。男だと一寸つかせて見るのも面白い。そういう場合女だと用心がいってつまらぬ。
○ひどい雨! 雨!
ホテルの窓から下の道に散る雨のとばしりが見える。
○食堂で夕飯。ちらほら人影。
Yが、