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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(七)平次女難

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme

Aozora Bunko

それに、新助は先刻、曲者に斬られたとき主人の部屋の灯が見えていた――と言っていました。ここで斬られて、後ろの灯が見える道理があるでしょうか、新助は斬られてすぐ目を廻しているのでございます」

「それでは下手人は誰だ」

笹野新三郎、たまり兼ねて言いました。

「お待ち下さいまし、この柱にこう脇差の柄を縛って――」

平次はそう言いながら、自分の持っている風呂敷を解き、中から血だらけな脇差を出して、その柄を風呂敷で柱に縛り付けながら続けました。

「こう三尺五六寸のところへ脇差を縛り、刃を下へ向けて、切っ先に肩先を当て、スーッと上へ起ち上がると、人間の身体が背後から斬り下げられたように真っ直ぐに下へ傷が付きます。新助の背中の傷は、定規で引いたように真っ直ぐに斬り下げてありますが、人間の手で斬ったんでは、あんなに行くものではございません」

そこまで聞くと、半身を白布で巻いて、ウンウン唸っていた新助は、いきなり起上がって這い出そうとしました。

「八、その野郎を捕まえろ。臥ている人間の首を半分斬落した恐ろしい力だぞ、手負いだと思って油断するな」

「何をッ」

猛烈な取っ組合いが始まりました。