Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.106 Zeichen · 292 Bildschirme
五
天窓、縁の下、掃除口、引窓、そんなところだ」
「入口は出口じゃありませんか、親分、人間が出られるところなら、入れるはずで」
「理屈を言うな、――外からは入れなくたって、内からなら出られる場所があるだろう。捜してみな」
「ヘエ――」
八五郎は飛んで行きました。
五
「親分、そんな出口はありませんよ」
ガラッ八はぼんやり帰って来ました。
「そんなはずはないが――」
「天窓も掃除口も、人間が潜れないほど小さいし、お勝手の引窓は恐ろしく高くて、梯子でもなきゃ潜って出られませんよ。それに、昨日の朝見た時は、窓を締めたまま紐が荒神柱に結んであったそうですよ」
「フーム」
「曲者は家の者でないとすると、どこから入ったんでしょう、親分」
「宵から入っていたのさ、――どこかに隠れていて、夜中に主人を殺し、暁方前に脱け出したのだよ」
「家の者とぐるになっていて、曲者の出た跡を、そっと締めたんじゃありませんか」
「それも考えられないことはないが、そんな事までして、家の者に疑いをかけるのは、危ないことじゃないか。外から曲者が入ったのなら、手引があったにしても、ここから逃げましたと開けておくのが本当だ」