Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 170.664 Zeichen · 341 Bildschirme

Aozora Bunko

俗に南京米という外国の米は粘着力がなくってポソポソします。外国米の御飯ならば直ぐ裏漉に掛けられますが日本米の御飯は一旦煮るとか擂るとかしないと粘着り付いて裏漉しに骨が折れます。ジャガ芋なんぞでも日本のは大層粘着力が強いようです。その外色々の物にそういう違いがあると申しますが食物ばかりでありません。生糸も日本のは大層ゴム質が多くって西洋のは寡いそうです。或るお医者は同じ暑さの時に日本では西洋ほど日射病の沢山ない訳は人の皮膚に粘着性が強いからだと申します。してみると人間の身体や皮膚も西洋人と違うのでございましょう。もっとも人の皮膚は同じ人種の中でも食物の栄養で大層違う位ですから風土が違えば必ず相違がありましょう。粗食する人の皮膚は枯れてポソポソしているように見えますし、衛生的の食事をしている人は誰が見ても沢々して潤沢が多いようです。その外日本の土地にあるものは何でも気候と風土の影響を受けないものはありません。殊に食物はなおさらで舶来のビスケットや西洋菓子が日本へ来て食品屋の店頭に飾られると直ぐに味が変ってしまいます。先頃米国の或る会社で如何なる気候に逢っても決して潤らないというビスケットを売出して大層な好評を得ました。