Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 170.664 Zeichen · 341 Bildschirme

Aozora Bunko

第二百九十 見世物の種

妻君「その次は」

○牛の舌は本文の如く湯煮たるものを薄く切り白ソースかあるいはトマトソースをかけて食すればボイルドタンなり。その残物は翌日フライにしてもよし、フエタスにするもよし、崩してメンチトースあるいはコロッケーにもなすべし。

○犢の肝臓はロースにするもよし。それには肝臓へ豚のベーコンを処々へ差し込み塩胡椒を振りバターを載せて二十分間法の如くロース焼にするなり。

○舌は犢か羊を上等とす。豚の舌も牛の如くに料理すれども味は少しく劣れり。

○胃袋は大牛を良しとす。

○キドネー即ち腎臓は羊を上等とす。

第二百九十 見世物の種

臓物料理も尽くる事なし、お登和嬢倦める色なく「その次はハート即ち心臓のお料理で心臓には孔が明いております。先ずパンを四半斤位皮の固い処を切捨てて真中の柔い処ばかり水に漬けて絞てそれへ大きな玉葱の細かく切ったもの二つ振とパセリの細かく刻んだもの大匙一杯と玉子の黄身二つと塩胡椒とをよく混ぜ合せて今の孔へ詰めて塩胡椒を振かけてバターを載せてテンパン皿へ入れます。その周囲へ人参や玉葱の小さく切ったものを置いてテンピへ入れて四十分間強い火でロース焼にします。