Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 170.664 Zeichen · 341 Bildschirme

Aozora Bunko

第二百九十三 身の上話

豆腐屋ーと呼捨てにしていいものか、豆腐屋さーんと尊敬して呼ぶべきものか、何といっていいのか訳が分らんで考えている内に豆腐屋はズンズン通り過ぎてしまうではありませんか。ホントにあんな困った事はありません。娘時代の理想に豆腐屋を呼留める言葉まで考えておく人は滅多にありますまいからね」お登和嬢も思わず「オホホ」と笑い出しぬ。

第二百九十三 身の上話

小山の妻君もともに笑い「オホホ、そういう訳で豆腐屋を呼び損くなってその晩は里芋の堅いのをお吸物の実に入れて大層良人に笑われましたがそれから毎日一生懸命に副食物拵えの稽古です。それも私ばかりでありません、外の学校友達を聞いてみますのに大概誰でもお嫁に行って同じような経験をしたそうです。商人の妻になったものが八百屋を呼捨にして横柄だと悪く言れたり、軍人の妻になったものが魚屋さーんと丁寧に言って良人に戒められたり、色々な奇談がございますよ。畢竟良人の資格によって妻たるの覚悟を定めなければならんという思慮がないので、何でも娘時代の理想通りに押通そうとするから間違うのでございましょう。お姑さんとの衝突もやっぱりそれから起るのが多いようです。