Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 170.664 Zeichen · 341 Bildschirme

Aozora Bunko

そうすると皮もバターも大層薄い物になって前の時が紙十枚の厚さならば今度は紙五枚の割合になりますから少し手際が悪いと直きに皮が破れます。それへまた玉子の白身とバターとを塗って双方から畳んでモー一度展します。つまり三度塗って展しますが今度こそ皮もバターも何枚となく合さって極く薄いものですから展し方がむずかしゅうございます。それに一番終いですから幅も広くして厚さは五厘位即ち一分の半分ですね、半紙を十枚累ねた位のものにしなければなりません。つまり饂飩を展したようになるのです。これがパイの皮になるのでペースと申しますが二斤の粉ならばバターが一斤要ります。こういう風に出来た皮を色々なものに使いますが、先ず一番容易いのをお目にかけましょう。ここにパイを抜くブリキの型がありますけれども茶筒の蓋で構いません。ちょうど塩煎餅を抜くように茶筒の蓋で円い煎餅位いなペースを抜いて菓物のジャムを何でも構いませんから小匙に一杯ほど真中へ置いて柏餅のようにピタリと双方から合せます。形ちもちょうど柏餅です。その合せ目へ玉子の白身をよく塗りつけてブリキ皿へバターを敷いて並べてテンピの中で十分間焼くとジャムパープスというお菓子が出来ます。