Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 170.664 Zeichen · 341 Bildschirme
第三百二十一 ドロップス
暖い時は段々脂を減らして粉六分に脂四分の割に致します。これも少しお慣れになるとちょうどいい工合がお分りになりましょう」とかかる料理は説明にもまた骨が折れる。
第三百二十一 ドロップス
教ゆる者の説明如何に懇ろなるも学ぶ者が熱心に練習せざれば料理の道を究め難し。幸に小山の妻君は料理を学ぶに一生懸命なり「お登和さん、それからラードで拵えるのはどう致します」お登和嬢「それはバターの時の通りにしてバターの代りにラードを一々塗ります。しかしラードの時は大概手軽な胡麻化し料理にする方が多いようです。それはメリケン粉一斤ならラード四十目ですから即ち三分の一の分量をただイキナリ粉の中へ混ぜて玉子の黄身一つと小匙一杯の塩と焼いた時膨らせるために焼粉を大匙半分位入れて水で捏ねて一度展すばかりです。それを直ぐペースに使いますからこういうのを召上るとモチモチして歯へ付いて食べた跡が胸に持って一度で懲々なさいましょう。パイばかりは拵え方で味が非常に違います。ペースがあるだけ物の味が良くなる処を悪くするとかえって不味くします。ラードのペースなんぞはお拵えにならない方がようございましょう」