Japanische Klassiker mit Furigana
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けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Lesen Sie 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.479 Zeichen · 394 Bildschirme
きゃつら金儲けをしたかったからさ。そうだよ神様をダシに使ってな。というのは天帝如来、そいつを拝むようなまねをして、毛唐の連中のご機嫌をとり、うまく通商貿易をし、ボロい儲けをしようとしたのさ。実際きゃつらは悧口だったよ。神様をさえ食ったんだからなあ。たしかにウントコサもうけた筈だ。それをなんぞや、いい年をして、安心を得るの天へうまれるのと、今頃つまらないことをいう。ヤクザだなあ、え、唐津。とてもそれじゃア出世はしない。考え方が間違っている。以後注意、よろしいかな。歴史であれ宗教であれ、万事万端浮世のことは、一度経済の眼を通して、研究しなければ間違いが起こる。儲かるか損するかが標準さ。儲からないもの、みんな悪い! 戦国時代の請け負い人どもが、儲からないことをするものか。さてところで信長だが、こいつはとても感心な奴で、悪党振りが大きかった。そこで考えたというものさ。きゃつらの財産をふんだくってやれとな。……伊万里伊万里、お前へ聞こう。最初に日本へ来たキリシタンの司僧、なんという名か知っているかな?」
「は」というと二十八、九、眼に星のあるさむらいが、「スペイン人ザビエルで」