Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme
「ヘエ――? 小僧は手代の吉五郎がどこかへ連れて行きましたよ、親分」
「それでいい。――妹娘を殺して、継母に罪を被せようとしたのは、誰だか判るだろう。なア八」
「?」
「曲者は宵のうちからここに忍んでいたんだ。たぶん納戸に隠れていて、お内儀さんとお雪さんが部屋を換えたのだけは知らなかったんだ。――夜中に這い出して来て、お雪さんのつもりでお内儀さんを殺した。雨戸を外から締めて細工をして、――脇差はどうせ川へ投り込んだんだろう」
「…………」
「お内儀さんに継子殺しの疑いを被せるか、雨戸の細工が知れたときは、福松を下手人にする気だったんだ」
「?」
「福松と吉五郎は、昨夜別々の部屋に寝たはずだ。判るか、八」
「判った親分」
ガラッ八の八五郎はいきなり店へ飛んで行くと、神妙な顔をして帳場に控えている吉五郎に組付きました。
「御用ッ」
「何をッ」
猛然として反抗する吉五郎、この男は身体ができているだけに、八五郎も一応は持て余しましたが、どうやらこうやらねじ伏せて、高手小手に縛り上げます。
「えッ、歩けッ」
鼻面を八丁堀に向けて、いや、八五郎の威勢の良いこと――。
「八、それより常吉を捜せ。