Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金仮面 (おうごんかめん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.357 Zeichen · 287 Bildschirme
お茶っぴいの米国武官令嬢が、舞踏の切れ目に、突如として、自国の文学をなみした質問を発した。
だが、仕合せなことに、その令嬢は非常に美しかったので、若い男達は、喜んでこの質問に応じた。
「身体中に赤いボツボツが出来て、そこから血をふき出して、全身真赤になって、瞬く間に死んでしまうという、恐ろしい病気が流行したのです」
一人が口火を切った。
「ある公爵がその病をさけて、広い僧院の中へ、家来達と一緒にとじこもったのです。そして、夜も昼も酒宴と舞踏に、歓楽の限りをつくしたのです」
他の一人がそれにつぎ足して云った。
「ある晩のこと、公爵は丁度今夜の様な仮装舞踏会を催しました。僧院の七つの部屋が、今私達のいる部屋部屋の通りに装飾せられたのです。人々はそこで、物狂わしく踊り続けました。ところが、あの黒い部屋の大時計が、十二時をうつと、それを合図に、『赤き死』の仮装をした人物が、突然、舞踏者の中に現われたのです。人々はおじ恐れて道を開きました。仮装者はその中を、よろよろと、七つの部屋を通り過ぎ、西のはずれの暗闇の部屋にたどりついて、そこで全身に血をながして、死んでしまったのです。