Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ

野村 胡堂

Lisez 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 143 455 caractères · 290 écrans

Aozora Bunko

「年を取った方のお客が持って来ました。竹の皮包みにして、――今日漁ったばかりのを、知合からわけて貰って来たが、よく洗ってあるから大丈夫だ――と言って」

「確かに三人で食ったのだね」

「それはもう間違いもありません、大層おいしいから、私にも是非とすすめましたが、私は河豚と海胆は我慢にもいけません」

「二人の客が帰ってから、毒が効き始めたのか」

「え」

「河豚の残りがあるだろう、生でも煮たのでも構わねえ、チョイと見せて貰おうか」

平次は妙に執拗に突っ込みます。

「それが、その残ったのを、みんな竹の皮に包んで持って行ってしまいました」

「吉三郎は河豚をちょいちょいやるのかい」

「いえ、生れて初めてだそうで、ひどく嫌がっていましたが、二人に笑われて我慢に食べたようです。でも、一と箸二た箸食い始めると、――こりゃとんだうまいや、鮟鱇そっくりだ――そんな事を言ってました」

「鮟鱇そっくりと言ったのかい」

「それから酒の味がどうも変だ、舌のせいかしらとも言っていました」

女房のお由は進まない様子ながら、問われるままに説明しました。

「三人で一つ鍋を突っついたのだろうな」

「え、それなのに、中ったのが一人は情けないじゃありませんか」