Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 143 455 caractères · 290 écrans
七
私は十二支組の大姐御でお前は一番の新米の亥太郎じゃないか、馬鹿も休み休み言わないと承知しないよッ」
「少し声が高いぞ女、これが見えないか」
亥太郎はドギドギするのを取上げて、お珊の胸へピタリと付けました。
「さア、殺しておくれ、殺されたって、お前なんかの――」
半分言わせず、亥太郎は飛付くように、もう一度猿轡を噛ませました。
「えッ、やかましい女だ、もう少し小さい声で物を言え、野中の一軒家じゃねえぞ」
「…………」
「しばらく考えさせてやる。明日になっても強情を張ると、お前ばかりか巳之吉の命はねえぞ」
「…………」
「俺はあいつの巣を見届けているんだ、ちょいと笹野の旦那に教えてやりゃ、獄門台に上る野郎だ」
お珊の美しい眼が、
深怨と憤怒に燃えるのを亥太郎は面白そうにいつまでもいつまでも眺めております。
七
「親分、判った」
その翌日の夕刻、ガラッ八は転がるように平次の家へ飛込んで来ました。
「何が判った」
「情けねえな親分、しっかりしておくんなさい。一日一と晩あっしは寝ずに働いたんだ」
「ガラッ八、俺は寝ずに考えたんだ」
「考えたってこれが判るわけはねえ、足の裏に文身のある人間は親分――」