Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Leggi 三国志(七) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 371.916 caratteri · 744 schermate
「おもしろいものだな。易というものは、そんなにもあたるものかの」
「今申し上げた牛飼の女のことが、太守に聞えたので、管輅を召し、山鶏の毛と、印章の嚢を、べつべつな筥にかくして卜わせてみたところ、寸分たがわず、あてたと申しまする」
「ふふむ……」
「それから趙顔の話は、もっと有名です。ある春の夕べ管輅が道を歩いていると、ひとりの美少年が通りかかりました。管輅は、人を見ると、すぐ人相を観ることが習癖のようになっているので、思わず口走ったものとみえます。――ああ、少年、惜しいかな、三日のうちに死せんと。――それが凡人の言なら、戯れとも聞き流しましょうが、評判な卜の名人の言でしたから、少年は泣き泣き走り去って、父親に告げました。父親も蒼くなって、何とかして三日のうちに、死ぬことのないように、禍いをまぬがれる工夫はないものでしょうかと、管輅の家へ泣きついて来たのですな」
「それだ」と、曹操は、待っていたように、
「過ぎ去ったことだの、筥の中にかくしてある物をあてたところで、何の世人の益にもならない。未然の禍いを防ぐということができるものか否か、わしはさっきから聞きたかったのだ。