Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Leggi 三国志(七) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 371.916 caratteri · 744 schermate
喝!」
と、払子で月を搏つと、たちまち関羽の影は霧のように消え失せてしまった。
しかしその後も、月の夜、雨の夜、庵を叩いて、
「師の坊、高教を垂れよ」
とたびたび人の声がするというので、玉泉山の郷人たちは相談して一宇の廟を建て、関羽の霊をなぐさめたという。
また。
呉の孫権は荊州戦ののち大宴をひらいて将士をねぎらったが呂蒙が見えない。彼は呂蒙へその席から使いをやって、
「このたび、荊州を得たのはみな汝の深慮遠謀に依るものだ。汝がすがたの見えないのは淋しい。予は汝の来るまで杯をとらずに待つであろう」と、云い送った。
呂蒙は過分なるおことばと恐縮してすぐ席へ来た。孫権は杯をあげて、
「周瑜は赤壁に曹操を破ったが不幸早く世を去った。魯粛も帝王の大略を蔵していたが荊州を取るには到らなかった。けれどこの二人はたしかに予の半生中に会った快傑であった。ところが今日、荊州はわが物となり、しかもわが呂蒙は眼前になお健在だ。こんな愉快なことはない。まさに御身は周瑜、魯粛にも勝るわが呉の至宝である」と、その杯を彼にとらせた。
すると呂蒙は、やにわに杯をなげうって、孫権をはったと睨めつけ、