Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Leggi 三国志(七) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 371.916 caratteri · 744 schermate

Aozora Bunko

国葬

一

「碧眼の小児、紫髯の鼠賊、思いあがるを止めよ」

と大喝して、なお何か罵りだした。

満座の人々は総立ちになって、彼のまわりに集まり、ほかへ連れて行こうとしたが、呂蒙は怖ろしい力で振り放ち、愕き騒ぐ人々を踏みつけて、ついに上座を奪ってしまった。そして物の怪に憑かれた眼を怒らして、

「われ、戦場を縦横すること三十年、一旦、汝らの詐りに落ちて命を失うとも、かならず霊は蜀軍の上にあって呉を亡ぼさずにはおかん、かくいう我はすなわり漢の寿亭侯関羽である」

と、吠ゆるが如く云った。

孫権も諸人もみな震えあがってほかの閣へ逃げてしまった。だが燈は消えて真っ暗になったそこから呂蒙は出てこなかった。後、諸人がそっと灯をともしてそこへ行ってみると、呂蒙は自分の髪の毛をつかんで、悶え死んでいた。

これも当時流布された巷の話の一つである。もとより真相に遠いことはいうまでもなかろう。けれど荊州占領の後、幾ばくもなくして呂蒙が病で世を去ったことだけは事実であった。

国葬

一

呉侯は、呂蒙の死に、万斛の涙をそそいで、爵を贈り、棺槨をそなえ、その大葬を手厚くとり行った後、

「建業から呂覇を呼べ」