Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Leggi 三国志(七) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 371.916 caratteri · 744 schermate
出師の表
一
「河内温の人、司馬懿。字は仲達。あれは魏一国の人物というよりは、当代の英雄と私はみておりましたが」
「後日、わが蜀に患をなす者があるとすれば、おそらく彼であろうよ。――大魏皇帝の統を曹叡がうけたことなどは、心にかけるまでもないが」
「同憂を抱きます。仲達の西涼赴任は、看過できません」
「討つか。今のうちに」
「いや丞相。南蛮遠征の後、まだ日を経ておりません。ここは考えものでしょう。私におまかせ下さい。曹叡をあざむいて、兵を用いず。司馬懿を死に至らしめてみます」
若年のくせに実に大言である。孔明は馬謖の面をみまもった。
出師の表
一
馬謖は云った。
「なぜか、司馬懿仲達という者は、あの才略を抱いて、久しく魏に仕えながら、魏では重く用いられていません。彼が曹操に侍いて、その図書寮に勤めていたのは、弱冠二十歳前後のことだと聞いています。曹操、曹丕、曹叡、三代に仕えてきた勲臣にしては、今の彼の位置は余りに寂寥ではありませんか」
孔明は静かな眸で語る者の面を見ていた。馬謖はこう前提してから自分の心にある一計を孔明に献じた。
「――いや、司馬懿は自ら封を請うて西涼州へ着任しました。