Classici giapponesi con furigana
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こどうひゃくわ
胡堂百話
野村 胡堂
Leggi 胡堂百話 (こどうひゃくわ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 124.386 caratteri · 248 schermate
原敬の人情味
これで大丈夫だ。と、原達君が保証するので、そのうち横井氏を訪ねようと思っているうち、現在の有楽町のそごう百貨店、当時の報知新聞社の角で、これも旧友の安村省三にあった。
「何をしてるんだい?」
「新聞記者になりたいんだ」
「なら、報知へ来いよ」
安村君は、すでに報知にいた。そのまま私を引っぱって、編集長の村上政亮、政治部長の高田知一郎の両氏に引き合わせた。
「キミ、外交がいいか。それとも内勤か」
高田部長は、挨拶も何も抜きで、いきなりこんなことをいう。
「それは、その……」
「そうか。なら、政治部の外交ということでどうだ。今日から入社したまえ」
今日の何百人に一人という競争率から考えると、まるで神代の話である。こっちが、ろくに返事もしないうちに、入社の件は、きまってしまったが、さて、乗りこんでみて、驚いた。
原敬の人情味
原敬の名前が出たついでに、この郷党の先輩について書いておく。
公人としての原敬は、私も政治部記者として、芝公園の私邸にしばしば訪ねたが、彼がもしも凶刃に倒れず、あと十五年も生きていたら、太平洋戦争は起らずにすんだかも知れない。
「原敬日記」にある通り、参謀本部の廃止まで考えていた彼である。