후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
葬式を終わって家の中がひっそりとなり、聞きなれた母の笑い声がしなくなったが、母のいっさいが無に帰したとは、どうしても考えられぬ私に変わっていた。超自然界への目がはじめて開いたのである。
大学の三年生になると各科の外来患者診療の実習が始まる。二年生までは死体を材料とした基礎医学が主であったが、これからは生きた人間を相手に勉強することになった。生きた人間は死体とは違っていた。うさぎやひきがえるなどの実験動物とも違ったものだった。さるとも違っていた。さるの高等なものとも考えられなかった。人間は特別の生物であった。肉体に何かを加えたものが生きた人間だった。
私はパスカルのパンセを読んだ。唯物論のとりこになっていた者が、深い信仰を抱いた科学者の瞑想録をいきなり読むのだから、まるで天文学の素人が、天体望遠鏡をもたずに星の研究をやるようなもので、足は地を離れず、目は星にとどかず、心ばかりあせってふらふらと宙に浮いていた。たしかにパスカルの言うことは真理だ。しかし、どうしたらそれを実体としてつかむことができるのか? 霊魂、永遠、神、ああ、こんなものをわれわれの先輩、大物理学者パスカルがまじめに信じていた! あの古今無双の知者が信じていた! 科学者パスカルが彼の科学と何の矛盾もなく信じていたこのカトリック教とはどんなもの