후리가나로 읽는 일본 고전
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ロザリオのくさり
ロザリオの鎖
永井 隆
永井 隆의 ロザリオの鎖(ロザリオのくさり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,351자 · 213화면
実に運よく最後の一個が手に入ったのだという。これをのがしたら、とうとうあなたに水瓜を食わせずにしまったところでした。まあ来年の夏まで生きていてくだされば、また来年ということもありますがな、とにかく思う存分食ってください、むくみもなくなるに違いないですよ……
長崎の港外に八郎岳という高い山がある。その七合目の山腹に、全く他村落と離れてかたまる一つのキリシタン村落がある。迫害を避け静かに信仰を守り通すために移り住んだ潜伏キリシタンの一族で、みんな大山姓を名乗り、ただ一軒加藤といううちがある。住民は古きイスラエルの牧者のように素朴で信仰は固い。村落の名は大山という。いかにも大山と呼ぶより他に名づけようのない山の村だ。隠れるにはあつらえ向き、胸つくばかりの急坂を三キロあまり登らねばとどかぬ。ミサに参っていると天主堂の窓から白雲が出入りするそうな。この村にうまくて有名な大山水瓜ができる。
田川先生はけさ暗いうちから大山に登り、水瓜を探した。ところが植え付けが少なかった上に日照りの関係でできが悪く、そこへ商人が来て買い占めて持って行ってしまった後だった。自分のうちで食うために取っておいたというのを無理に頼みこんで譲ってもらったそうである。