후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
シューベルトの受けた報酬は一授業わずかに二フロリンにすぎなかったが、作曲の時間があるのと、田園の風物に親しむことの出来たのが、ウィーン児のシューベルトにとってはなかなかに楽しい経験であった。
映画「未完成交響楽」はこのハンガリー時代のシューベルトに題材を採り、巧みに劇化したものであるが、実際はシューベルトの相手として、二人の令嬢は少し若過ぎたかも知れない。
シューベルトのハンガリー時代も、そう長くは続かなかった。それから幾年かの間、ウィーンでどうして暮したか。シューベルトの経済生活には時々わからないことがある。出版屋は愚劣な流行作家のものを出版するのに忙しいという口実で、十二曲をわずかに百六十フロリンで引き受けても、シューベルトは文句を言えなかった。その中の「さすらい人」一曲だけでも、出版屋は一八二二年から四十年間に二万七千フロリンを儲けている。
畢生の大傑作「冬の旅」二十四曲は、一曲わずかに一フロリンずつで買われた。珠玉を鐚銭に代える如きものであるが、出版屋はそれをさえ恩に着せた。
窮乏と困苦の年は続いた。シューベルトは生粋のウィーン児で、金持や貴族に自分を買い被らせて生活を安易にする術は知らなかった。