후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
ピアノ曲
ピアノ音楽に対するシューマンの開拓は、ショパン、リストと共に大きな分野を代表し、その作品はきわめて良心的で、高貴な深々とした芸術境に到達したものである。
そのうちで通俗的興味と芸術的気品とを兼ね備えたのは「謝肉祭(作品九)」をもって第一とするであろう。謝肉祭の仮装に擬らえた幾多の小曲から成ったものであるが、その中にはシューマンの主張と矜持と、洒落と道楽気と、淡い恋と友情とが蔵されており、技巧的にもシューマンのピアノ曲のエッセンスを集めてこの上もなく面白い。レコードは吹込みは新しくないが、ビクターのコルトー演奏をもって第一とし(JD七五一―三)、同じビクターのラフマニノフがそれに次ぐだろう。由来当代のシューマン弾き中、その教養と心構えと、趣味と技巧とにおいてシューマン的であること、コルトーに及ぶものはなく、シューマンの持つロマンティシズムは、コルトーによって最もよく理解再現されると言っても差しつかえはあるまい。ラフマニノフは筆者の旧著で非難しているが、聴き直してみると、この個性の強烈な演奏にも、不思議な良さを持っていることを承服させられるだろう。