후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
光は彼方より
楽員達が仰天したのも無理のないことであった。真物の楽器はヴァイオリンと一挺のコントラ・バスだけ、あとはデンデン太鼓に、鳩笛に、ガラガラといった玩具ばかり、しかもその効果は想像以上にすばらしく、童心に通う前人未発の見事な芸術であったのである。今日に残るハイドンの「玩具交響曲」がそれである。
光は彼方より
一七九〇年ニコラウス侯が死んで、ハイドンは二千フロリンの年金を約束されてエステルハツィ城から解雇された。一七六一年から実に三十年、ハイドンは五十九歳で始めて自由になったのである。
その前から英国行を勧めていたサロモンの代表者は、ある朝ハイドンが剃刀の切れないのにじれ込んで、「良い剃刀を持って来てくれる人があったら、私の一等良い四重奏曲をやるが――」と言うのを聞いて、宿へ引き返して自分の剃刀を持って来てやり、ハイドンの四重奏曲の出版権を得たという話がある。俗に、「剃刀四重奏曲」というのがそれである。
こんな関係から、ハイドンはサロモンの勧誘を入れてロンドン行を決心し、一七九〇年の暮、ウィーンを出発して翌年正月ロンドンに初見参をした。ロンドンの歓迎は全く想像以上であった。