후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
女流作家サンド
二十三歳のショパンは、もはや押しも押されもせぬ存在であった。流行児らしく、一面には敵を作ったにしても、一方未知の芸術家達は、ショパンのために、争ってその作品を捧げるようになっていたのである。この間に、メンデルスゾーンと交遊を新にし、ショパンのためには、生涯の大知己とも言うべきシューマンに逢い、「諸君、帽子をとり給え、天才ですぞ」という有名な言葉を贈られたりした。
しかし肝腎のショパンは、その頃から次第に公開演奏会に遠ざかっていった。内気な彼は、聴衆に圧迫されて、自由な想像の飛躍を妨げられ、演奏家としての自分の資格を疑い始めたからである。その頃ショパンはリストに対して「群衆が私を威嚇する。その息で窒息させられそうだ。私は不思議な光景に麻痺させられ、見知らぬ顔の海が私を聾にする」と言ったと伝えられている。
ショパンが公開演奏を断念して、作曲に没頭したことは後世のわれわれにとっては、どれだけ有難いことか解らない。
女流作家サンド
ショパンの人間としての記録の、最も重要なページは、女流小説家ジョルジュ・サンドとの交渉である。サンドは、当時フランス文壇に異彩を放った閨秀作家で、ショパンよりは年上であり、その性格、肉体、趣味、ことごとくショパンと対蹠的な存在であったが、ゆくりなき奇縁が、天才ショパンと結びつき、ショパン