후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
シューベルトは詩から詩へ、楽想から楽想へと動いていった。一つの作曲をおわれば、ケロリと忘れて次の作曲に取りかかるのが、シューベルトの流儀だったのである。友人の歌手フォーグルがシューベルトの作曲した歌曲に少しばかり手を入れて二週間目に持って行って見せると、「これはちょっと悪くないネ、誰の作ったのだ」と言った。自分の作曲をすっかり忘れていたのである。
シューベルトは霊感に身を委ねて、奔流の如く作曲したのである。十八年間一千二百曲の生産は、名誉も金も代償として考えたものではなかった。
傑作中の傑作「冬の旅」二十四曲の歌に作曲した時のことを、良き友シュパウンはこう書き残している。「シューベルトは気むずかしく沈んでいた。どうしたのか尋ねると、今に判るよと言った。ある日シューベルトは、ショオベルの家へ行って、冬の旅二十四曲全部を歌って聴かせた。われわれはその歌の陰惨さに途方にくれた。ショオベルは菩提樹一つだけが気に入る歌だというと、シューベルトは、僕は僕の作ったほかのどんな歌よりもこの全部が好きだ、いつか君達も好きになる時が来るだろうよと言った」
なんというそれは悲しい自信であったことか、二十四顆の夜光の珠に比ぶべき「冬の旅」