일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

を歌うと、ショパンは「なんという美しさだろう。私の神様、もう一度、もう一度」と絶々に言った。ポトカ夫人は再びピアノの前に坐って、あらゆる努力を払いながら歌った。嗚咽の声に絶えながらも美しい旋律は悲しく続くうちに、ショパンは静かに息を引き取ったのである。

その死顔は生けるが如く清らかに美しかった。――彼が死ぬとき、彼に腕を貸そうと申し出る伯爵夫人や令嬢は、ヨーロッパ中に五十人以上もいるだろうと言われたショパンは、少数の友人に看護られながら、こう淋しく死んでいったのである。

生前かくも人に愛せられたショパンが、死後百年、益々世界の敬愛を集めているのは興味の深いことである。ショパンの音楽が、決して場当りの流行音楽ではなく、ショパンその人が、真の芸術家であったことは、この一事をもって知るべきではあるまいか。

いやしくもピアノ音楽に興味を持つ者にして、ショパンを好まないと言い切れる人を私はかつて見たことはない。ショパンの音楽は常に新鮮で、百年かわることなき魅力と、人の心に沁み入る美しきを持っているからである。

ショパンの作品は夥しいが、幾つかの歌曲を除けば、ほとんどことごとくピアノ曲で、その一つ一つが、珠玉の如く尊く美しい。