일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

父ハイドン

オルガン曲を他の楽器に編曲したものはここでは採らない。

父ハイドン

「父ハイドン」という言葉がある。この言葉の持つ柔らかな感触と、溢れるような親しみは、ヨーゼフ・ハイドンの人柄なり、その音楽なりに、なんの誇張も食い違いもなくピタリとするのだろう。

ハイドンの音楽のよさは、その温かい情愛と、純粋な形式から来るもので、そこにはロマン派の音楽を特色づける、無意味な誇張や、感情の爆発がなく、近代楽における個性の過大な強調や、灰色の鬱陶しさもない。あるものはただ、整頓した形式と、美しい旋律と、そして誰にでも呼びかけ、どんな時でも、我らの心持を和めずにはおかない、やさしき愛情であったのである。

私個人のことを言わしてもらえるならば、仕事に疲れたとき、物事が意に満たぬとき、悲しみ溢るるとき、ハイドンの音楽ほど我々を慰めてくれるものはない。私はハイドンの室内楽(わけても弦楽四重奏曲)のレコードの一、二を、必ず座右に備えておき、父ハイドンの慈愛に溢れた音楽を、私の実生活に受け入れる術に成功しているつもりである。これはレコード音楽の恩恵であると共に、ハイドンの音楽の本当の嬉しさである。