후리가나로 읽는 일본 고전
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したやそうわ
下谷叢話
永井 荷風
永井 荷風의 下谷叢話(したやそうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,971자 · 246화면
柳湾、姓は館、名は機、字は枢卿、通称を小山雄二郎という。宝暦十二年壬申三月十一日越後国新潟に生れその地の儒医高田仁庵につきて詩書を学び、少壮江戸に出で亀田鵬斎の門に入った。柳湾は幕府の郡代田口五郎左衛門の手代となり飛騨出羽その他の地に祗役し文化九年頃より目白台に隠棲し詩賦灌園に余生を送った。刊行の著書に『柳湾漁唱』三巻、『林園月令』二十四冊、その他『晩唐詩選』、『金詩選』の如き纂著数種がある。その男俊蔵は御先手組の与力で文人画を善くし霞舫と号した。柳湾は江戸詩人の中わたくしの最も愛誦するものである。鄙稿『葷斎漫筆』にその伝と並せて記述する所があるから茲には除いて言わない。
この年中秋、枕山は去年の如く横山湖山と相携えて隅田川に月を賞した。五言律詩の題言に「墨水ニ到ツテ去年ノ遊ビヲ継グ。」としてある。この夜も三年つづいてまた良夜であった。
十二月に入って枕山は梅痴上人が芝山内の学頭寮を去り下谷御徒町に家を借りた。『枕山詩鈔』には移居の日を記していない。わたくしは鈴木彦之が『松塘詩鈔』について「十二月二十八日子寿ガ都下ノ書ヲ得タリ。子寿新ニ居ヲ徒士街ニ卜ス。